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BASICS
三嶋神社は何の神様?——事代主命と縁結び・伊豆の総鎮守・頼朝ゆかりの古社
三嶋神社の総本社・三嶋大社(静岡県三島市)の祭神は事代主命(コトシロヌシ)と大山祇神。伊豆の総鎮守として源頼朝が旗揚げの際に祈願した縁起の神社で、縁結び・商売繁盛・農業・子授けをご利益とする。
目次
MOKUJI
三嶋神社の祭神——事代主命とは何の神か
事代主命の神話と歴史——なぜ全国に広まったか
参拝のご利益と祈願の正しい作法
代表的な三嶋神社——全国の参拝スポットガイド
よくある質問
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三嶋大社(みしまたいしゃ)は静岡県三島市に鎮座する伊豆国の総社・一宮であり、祭神の**事代主命(コトシロヌシノミコト)大山祇神(オオヤマヅミノカミ)**は縁結び・商売繁盛・農業・子授けのご利益で知られます。源頼朝が伊豆蛭ヶ小島に配流中に戦勝を祈願した神社として有名で、三島市の地名そのものが三嶋大社に由来します。
三嶋神社の祭神——事代主命とは何の神か
事代主命(コトシロヌシノミコト)の正体
事代主命は大国主命の御子神であり、「言代主(ことしろぬし)」の名が示すように「言葉の主」「予言の神」としての性格を持ちます。大国主命が国譲りを決断する際に「事代主の返答を聞かなければならない」と述べたエピソードが『古事記』に記されており、神代の意思決定において重要な役割を果たした神様です。
恵比寿神との関係が最も重要な点です。事代主命は「えびすさん(恵比寿神)」と同一視されることが多く、商売繁盛・縁起・漁業のご利益で親しまれています。十日えびす(1月10日前後)の祭りが全国各地の三嶋神社系の社で盛んに行われるのはこのためです。
神名
別名
ご利益
事代主命
言代主神
予言・縁結び・商売繁盛
恵比寿神
えびすさん
商売繁盛・漁業・縁起
※両者は同一神とする説が有力
大山祇神(オオヤマヅミノカミ)
三嶋大社には事代主命に加え、大山祇神(オオヤマヅミノカミ)が合祀されています。山の神・農業の神として信仰され、愛媛県今治市の大山祇神社(全国の山神社・三島神社の総本社)を本社とします。三嶋大社がこの二柱を合祀することで、海と山・商業と農業の両方を守護する総社的性格を獲得しています。
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三島という地名の起源
三島市の地名は、三嶋大社の旧称「三嶋明神(みしまみょうじん)」に由来します。「三嶋」の地名の起源については、箱根山(富士山)の噴火で流れ出た溶岩が固まって「三つの島」ができたとする説など諸説ありますが、いずれにせよ三嶋大社と地名が不可分の関係にあることは確かです。
事代主命の神話と歴史——なぜ全国に広まったか
伊豆・駿河の総鎮守として
三嶋大社の創建年代は不明ですが、平安時代初期には既に「伊豆国一宮」として朝廷の公認を受けていた古社です。伊豆・駿河地方(現静岡県)では「三嶋さん」として広く親しまれ、農業・漁業・縁結び・商売繁盛の守護神として地域の精神的支柱を担ってきました。
源頼朝の祈願——鎌倉武家政権の礎
三嶋大社が全国的に有名になったきっかけの一つは、源頼朝の旗揚げです。治承4年(1180年)、伊豆蛭ヶ小島(現・伊豆の国市)に流されていた頼朝は、平家討伐の機が熟したと見て挙兵を決意しました。このとき頼朝が21日間の参籠・祈願を行ったのが三嶋大社とされており、鶴岡八幡宮の前段階として三嶋大社への祈願が頼朝の旗揚げを後押しした聖地です。
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江戸・東海道と三嶋大社
三嶋大社は東海道の三島宿(現・三島市)に隣接しており、江戸時代には参勤交代の大名・旅人が参拝する「道中安全の神」として繁栄しました。広重の「東海道五十三次」にも三島の宿が描かれており、東海道随一の宿場町と三嶋大社が一体となって栄えた様子が伝わります。
参拝のご利益と祈願の正しい作法
三嶋大社で授かれるご利益
縁結び・縁起——事代主命(恵比寿神)の縁結び
商売繁盛・財運——恵比寿神としての商業神
農業・五穀豊穣——大山祇神の農業守護
子授け・安産
厄除け・旅行安全——東海道の道中守護神として
参拝の流れと作法
大鳥居から本殿まで約400mの参道を歩く(ソメイヨシノが有名)
手水舎(「福太郎の銀杏」横)で清めてから本殿へ
二礼二拍手一礼が正式な作法
神池に自生するミシマバイカモ(三島梅花藻)は国の天然記念物
御朱印は授与所で受付。期間限定の特別御朱印が人気
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神幸祭(8月15〜17日)
三嶋大社の夏祭り「神幸祭(みんまつり)」は伊豆地方最大の夏祭りです。宮御輿が三島市内を練り歩き、「みしまっ子」として市民に親しまれています。特に17日の「流鏑馬(やぶさめ)」は境内で行われ、平安装束の射手が馬上から的を射る古式の奉納行事として注目されます。
代表的な三嶋神社——全国の参拝スポットガイド
三嶋大社(総本社)
三嶋大社(静岡県三島市)は全国の三嶋神社・三島神社の総本社です。境内の「神池」「宝物館(頼朝ゆかりの品を多数所蔵)」「福太郎の銀杏(大銀杏)」は必見です。春の桜と秋の紅葉も見どころです。
神奈川の三嶋神社
三嶋神社(辻堂)(神奈川県藤沢市)は茅ヶ崎・藤沢方面の三嶋神社の中心的な社です。東海道・相模路を往来した人々が道中安全を祈願した古社として地元に愛されています。
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関連する鎌倉・伊豆の名社
三嶋若宮は鎌倉幕府ゆかりの若宮社で、頼朝の信仰がここにも結実している聖地です。浅間神社(三島)は富士山本宮浅間大社(富士宮市)の系統で、三島・富士の宗教的なつながりを示します。鶴岡八幡宮と合わせて「頼朝祈願の地」として巡拝することで、源氏の歴史を辿る鎌倉・伊豆の旅が完成します。
よくある質問
三嶋大社の最寄り駅はどこですか?
JR・伊豆箱根鉄道「三島駅」から徒歩約15分です。東海道新幹線の三島駅(こだま停車)からも歩いてアクセスできます。三島市内の観光スポット(源兵衛川・楽寿園)と合わせて半日コースで楽しめます。
三嶋大社と出雲大社の関係は?
三嶋大社の主祭神・事代主命は大国主命の子神であり、出雲大社とは親子の関係にあります。縁結びのご利益も出雲系の血統を引くものです。ただし三嶋大社は伊豆の国の総社として独自の歴史を歩んでおり、出雲大社の分社ではありません。
源頼朝はなぜ三嶋大社に祈願したのですか?
頼朝が流刑地とした伊豆の地で、**最も権威ある神社が三嶋大社(伊豆国一宮)**だったためです。治承4年(1180年)の挙兵前に21日間の参籠(こもり)を行い、平家打倒の祈願をしたと伝わります。この逸話は後に三嶋大社の「武運の神」としての性格を強め、全国の武士の参拝を増やす要因になりました。
まとめ——頼朝の願いを叶えた伊豆の古社へ
三嶋大社は、縁結び・商売繁盛・道中安全という現代の参拝者にも馴染みのあるご利益に加え、源頼朝の旗揚げ祈願という歴史的ドラマが重なる唯一無二の聖地です。東海道新幹線の三島駅からも歩いてアクセスできる利便性の高さもあわせて、ぜひ一度参拝してみてください。
参拝時のポイント
神幸祭期間(8月15〜17日)は流鏑馬など古式の奉納行事を見られるチャンス
春(桜の時期・3月末〜4月上旬)と秋(紅葉・11月中旬)が特に美しい
ミシマバイカモ(天然記念物の水草)は夏場(6〜9月)に白い花を咲かせる
三島宿の街歩きと組み合わせた半日コースがおすすめ
ゆかりのスポット一覧
三嶋大社 — 伊豆国一宮・全国三嶋神社の総本社
三嶋神社(辻堂) — 神奈川・東海道の三嶋神社
三嶋若宮 — 鎌倉幕府ゆかりの若宮社
浅間神社(三島) — 富士信仰との接点
鶴岡八幡宮 — 頼朝が創建した武家の総社
最終更新: 2026年5月28日
── 了 ──
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