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BASICS
多賀神社は何の神様?——伊邪那岐・伊邪那美と縁結び・長寿・延命の神
全国の多賀神社の総本社・多賀大社(滋賀県)の祭神は伊邪那岐命と伊邪那美命の夫婦神。「お多賀さん」と親しまれ、縁結び・長寿・延命・縁切りをご利益とする。日本神話で日本列島を産んだ創造神。
目次
MOKUJI
多賀神社の祭神——伊邪那岐・伊邪那美とは何の神か
伊邪那岐・伊邪那美の神話と歴史——なぜ全国に広まったか
参拝のご利益と祈願の正しい作法
代表的な多賀神社——全国の参拝スポットガイド
よくある質問
多賀神社の祭神——伊邪那岐・伊邪那美とは何の神か
多賀神社の御祭神は伊邪那岐命(イザナギノミコト)と伊邪那美命(イザナミノミコト)——日本列島を産んだ「夫婦の神様」である。全国の多賀神社の総本社は滋賀県犬上郡多賀町の多賀大社であり、「お多賀さん」の愛称で親しまれる縁結び・長寿・延命の名社として知られる。
日本神話の根幹をなす夫婦神を祀ることから、多賀大社は縁結び・長寿・延命・安産に霊験があるとされ、江戸時代には「お伊勢参りより お多賀参り」という言葉が生まれるほど庶民に愛された神社である。
伊邪那岐・伊邪那美の神格と神話
神格
象徴するもの
創造の神
日本列島・山・海・川・樹木の誕生
夫婦の神
縁結び・夫婦円満・家内安全
生命の神
長寿・延命・安産・子育て
縁切りの神
悪縁・腐れ縁の断ち切り
二神はともに縁結びの象徴であるが、「縁切り」の側面も持つ。イザナミが黄泉の国(死の世界)に入り、イザナギが「決して振り返らないように」と言われながら振り返ってしまい、二神が永遠に分かれた——という神話が「縁切り」の由来とされる。
日本列島を産んだ夫婦神の誕生
二神は天地開闢ののち、天の浮橋に立って矛で海をかき混ぜ、「おのごろ島」を最初の大地として生み出した。続いて淡路島・四国・九州・本州など日本の島々を次々に産み、さらに山・川・木・火など自然の神々を誕生させた。この神々の父母としての性格が「子育ての神」「安産の神」としての信仰につながっている。
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伊邪那岐・伊邪那美の神話と歴史——なぜ全国に広まったか
「命」の神として長寿信仰と結びついた歴史
多賀大社が「長寿・延命の神社」として特に知られるようになったのは、豊臣秀吉の寄進が大きな転機となった。秀吉の母・大政所が病を得た際、秀吉は「母の寿命を1日延ばすために万石を寄進する」と祈願したとされる。病が回復したのちに秀吉は約束を果たし、黄金の鳥居と多額の米を奉納した。この逸話が全国に広まり、「命を延ばしてくれる神社」として多賀大社の名声が高まった。
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「お多賀杓子(しゃもじ)」と絵馬の伝統
多賀大社には「しゃもじ絵馬」という独特の文化がある。しゃもじは「めしとり(飯取り)→命取り」の言葉遊びで、命(めし)をすくいあげる縁起物として参拝者に親しまれてきた。「お多賀さんのしゃもじ」は長寿・延命の象徴的なお守りとして現代でも人気が高い。
岐阜・揖斐川の多賀神社への広がり
滋賀の総本社だけでなく、多賀大社(揖斐川)など各地に勧請された多賀神社が存在する。揖斐川の多賀神社は江戸時代に周辺の信仰を集め、地域の長寿祈願の中心として機能してきた。
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参拝のご利益と祈願の正しい作法
多賀大社のご利益詳細
ご利益
祈願の具体例
縁結び
良縁・結婚・恋愛成就
長寿・延命
長生き・病気回復・健康長寿
安産・子育て
妊婦の安産・子どもの健やかな成長
縁切り
悪縁・ハラスメント・不健全な関係の解消
夫婦円満
婚姻継続・家庭の絆
多賀大社の参拝作法
多賀大社は滋賀県北東部に位置し、名神高速道路多賀SAから直接アクセスできる。
絵馬はしゃもじ型が定番。縁結び祈願・長寿祈願のどちらでも使われる
参拝順路は正門(太鼓橋)→拝殿→本殿の順で進む
**太鼓橋(神橋)**はアーチ状の古橋で、渡ることで身が清められるとされる
社務所では「しゃもじお守り」「延命長寿の御守」が授与されている
近くには多賀大社の神宮寺跡・高源院など関連史跡も残る
白山神社との縁結び信仰の比較
白山神社(東京文京区)は縁結びで知られる神社だが、多賀大社とは「縁を結ぶ神様の性格」が異なる。白山神社は「菊理姫神(ククリヒメ)」が主祭神で、縁をくくり結ぶ(=縁結び)神として知られる。一方、多賀大社は「夫婦神そのものを祀る」という点で縁結び・夫婦円満の根源的なご利益がある。
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代表的な多賀神社——全国の参拝スポットガイド
多賀大社(滋賀県犬上郡多賀町)
多賀大社は日本最古の縁結び神社のひとつ。滋賀県北東部の山里に鎮座し、春は桜、秋は紅葉に彩られる境内が美しい。近江鉄道・多賀大社前駅から徒歩5分でアクセスできる。
参拝所要時間: 本殿・太鼓橋を中心に約1時間
三嶋大社(静岡県三島市)
三嶋大社は伊豆の一之宮として、源頼朝が鎌倉幕府樹立を祈願した神社。縁結びのご利益でも知られ、多賀大社とあわせて「縁結びの東西神社」として旅行プランに組み込む人も多い。
大神神社(奈良県桜井市)
大神神社(三輪明神)は日本最古の神社のひとつ。大物主神を祀り、縁結び・家内安全のご利益がある。伊邪那岐・伊邪那美と同じく「日本の始まり」に関わる神を祀る点で、多賀大社と精神的につながる神社である。
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よくある質問
多賀大社は「縁切り」の神社でもあるのか?
はい。伊邪那岐命と伊邪那美命が死別した「黄泉の分かれ」の神話に由来し、多賀大社は縁切りのご利益も持つ。ただし「縁切り」は「悪縁を断ち切り、良縁に向かう」という積極的な意味で解釈されており、病気・悪習慣・有害な人間関係を断ち切る祈願に使われている。
豊臣秀吉の黄金の鳥居は現存するか?
秀吉が奉納した黄金の鳥居そのものは現存しないが、その故事は今も語り伝えられ、多賀大社の「長寿・延命の神社」というブランドの礎になっている。現在の社殿は江戸時代に再建されたものが多く、歴史的な建築美が楽しめる。
多賀大社の最寄り駅とアクセスは?
近江鉄道「多賀大社前駅」から徒歩約5分が最も便利。自動車の場合は名神高速道路「多賀SA(スマートIC)」から約5分で到着する。彦根城(電車15分)と組み合わせた日帰り旅行プランが人気。
日本を産んだ夫婦神の御前に立つとき、私たちは「命そのもの」の源流に触れる。多賀大社の太鼓橋を渡り、二神の縁結び・延命の力を体感してほしい。長寿祈願・縁結び・縁切りと、人生の節目すべてに寄り添うのが、お多賀さんの深いご利益である。
最終更新: 2026年5月28日
── 了 ──
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