足利織姫神社の起源は1705年(宝永2年)に遡る。当初は足利藩の経済を支えた織物業の守護神として、機織りの神である天御鉾命を祀る社が現在地とは異なる場所に創建されたと伝わる。その後、天八千々姫命も合わせて祀られるようになり、足利の織物産業の発展とともに地域の人々から篤く崇敬された。明治・大正期には社殿の老朽化が進み、1921年(大正10年)に火災によって旧社殿が焼失したとされる。その後、復興の機運が高まり、地元の織物業者や市民の寄進・協力のもと再建が進められた。現在の朱塗りの社殿は1937年(昭和12年)に現在の西宮町の高台に完成したものであり、229段の石段を擁する荘厳な姿を今日に伝えている…