日本海海戦(1905年)において連合艦隊司令長官・東郷平八郎の旗艦として使用されたイギリス製戦艦「三笠」を保存・公開する記念艦。三笠公園(神奈川県横須賀市)に永久保存されており、世界で現存する前弩級戦艦の中でも特に重要な一隻とされる。排水量15,140トン、全長131.7m、主砲30.5cm連装砲2基を備えた当時最強クラスの戦艦であった。1905年5月27日の日本海海戦では旗艦として艦隊を指揮し、世界海戦史上最大の勝利の一つを達成した。戦後は放置・遊戯施設化・ソ連進駐などを経て大きく劣化したが、1961年に復元され国の史跡に指定された。艦内では日本海海戦の詳細な資料・模型・東郷平八郎の遺品などが展示されている。東郷平八郎の「皇国の興廃この一戦にあり」という有名なZ旗信号が示されたのもこの艦上であった。毎年多くの歴史ファン・軍事史研究者が訪れる。
戦艦三笠はイギリスのヴィッカース社が建造し、1902年(明治35年)に竣工して大日本帝国海軍に引き渡された前弩級戦艦である。1904年(明治37年)に勃発した日露戦争において、連合艦隊司令長官・東郷平八郎の旗艦として従軍した。1905年(明治38年)5月27日〜28日の日本海海戦では、三笠はZ旗信号「皇国の興廃この一戦にあり」を掲げて艦隊を率い、ロシア・バルチック艦隊に対して世界海戦史上稀有とされる大勝利を収めた。戦後は横須賀に保存されたが、荒廃が進み、一時は遊戯施設として利用されるなど艦体は著しく損傷した。さらに第二次世界大戦後はGHQならびにソ連の要求により武装解除・船体の一部埋設処置が施…