正中2年(1325年)、鎌倉幕府第14代執権・北条高時(1303〜1333)が、円覚寺派の高僧・南山士雲(なんざんしうん、1254〜1335)を開山に迎えて創建した。南山士雲は円覚寺・建長寺・東福寺の住持を歴任した鎌倉禅宗界を代表する学僧であった。高時は翌正中3年(1326年)、この地で出家し法名「崇鑑」を号した。本尊の聖観世音菩薩は高時の念持仏と伝わる。元弘3年(1333年)、新田義貞率いる討幕軍が鎌倉に攻め入ると、高時は一族・家臣800余名とともに東勝寺(現・鎌倉市)にて自害し、鎌倉幕府は滅亡した。その後、戦乱と荒廃の時期を経て、明暦2年(1656年)に周甫玄道(しゅうほげんどう)によって…