千葉県銚子市馬場町に位置する真言宗単立(智山派系)の寺院で、坂東三十三観音霊場第二十七番札所、通称「飯沼観音」。寺伝によれば神亀5年(728年)、漁師の清六と長蔵が利根川河口の海中から十一面観音像を網で引き上げ、近隣の長者・五郎座衛門が館に安置したのに始まる。弘仁年間(810-824年)に巡錫した空海が開眼供養し、創建されたと伝わる。鎌倉以降は海上氏ら地元領主の庇護を受け、天正19年(1591年)には徳川家康から朱印地を寄進された。漁業・海運の街銚子の信仰の中心として栄えたが、昭和20年(1945年)の銚子空襲で多くの堂宇を焼失。平成21年(2009年)に五重塔が再建された。本尊は十一面観世音菩薩。
寺伝によれば神亀5年(728年)、漁師の清六と長蔵が利根川河口の海中から十一面観音像を網で引き上げ、近隣の長者・五郎座衛門が館に安置したのに始まる。弘仁年間(810-824年)に巡錫した空海が開眼供養し、創建されたと伝わる。鎌倉以降は海上氏ら地元領主の庇護を受け、天正19年(1591年)には徳川家康から朱印地を寄進された。漁業・海運の街銚子の信仰の中心として栄え、江戸時代には鰯漁・醤油醸造の発展とともに多くの参拝者を集めた。明治以降も「飯沼観音」の通称で広く親しまれたが、昭和20年(1945年)7月の銚子空襲で多くの堂宇を焼失。本尊と一部の堂宇は奇跡的に難を逃れた。戦後段階的に再建され、平成2…