横須賀市走水2丁目9-9に鎮座する日蓮宗系単立の寺院。山号は東向山(とうこうざん)、本尊は三宝。応永5年(1398年)、日海上人を開山として創建された。
当寺最大の宝は「沈鐘(ちんしょう)」(横須賀市指定文化財)である。元徳2年(1330年)——鎌倉時代後期——に鋳造された高さ約44cmの半鐘で、内部に日蓮聖人と日朗上人の御真筆による法華経の経文2巻が厚板で厳重に密封されている。鐘の奥書には「元徳2年8月に竜宮城へ奉納する」と記され、走水沖に沈められた。約500年後の文政5年(1822年)2月、漁師・利兵衛が走水沖で鐘を引き揚げ圓照寺に奉納した。経文を内封したまま海中に沈んだ実物が現存する事例は日本でも極めて稀で、龍神信仰と法華信仰が交差する宗教遺産として高く評価されている。地元では「おかね様(お金様)」と親しまれ、使った金銭が戻ってくると信じられ金運の霊験で知られる。公開は年3回(8月…