鎌倉市扇ガ谷に鎮座する日蓮正宗の寺院で、正式名称は立正山護国寺。昭和44年(1969年)1月10日、総本山大石寺第66世日達上人によって開創された。
開創の縁起は、日蓮大聖人が文永8年(1271年)9月12日に竜ノ口(現藤沢市片瀬)において処刑寸前に立たされながら「発迹顕本(ほっしゃくけんぽん)」を示した「竜ノ口法難」をこの鎌倉の地で末永く顕彰することにある。本尊は日蓮大聖人が顕された曼荼羅本尊。
境内の一角には大正11年(1922年)に鎌倉町青年団が建立した史跡碑があり、文明年間(1469〜1487年頃)に扇谷上杉家当主・上杉定正の邸宅跡であったことを伝えている。扇ガ谷という地名自体が、この定正が「扇谷殿(おうぎがやつどの)」と称されたことに由来する。鎌倉駅西口から徒歩約10分。
現在の護国寺の境内地は、室町時代の文明年間(1469〜1487年頃)に扇谷上杉家当主・上杉定正が邸宅を営んだ場所と伝わる。定正は「扇谷殿(おうぎがやつどの)」と称され、現在の地名「扇ガ谷」はその呼称に由来する。関東管領を補佐した重臣として鎌倉に大きな影響力を持ち、長享元年(1487年)には家臣に命じて太田道灌を謀殺した人物でもある。この史実は大正11年(1922年)に鎌倉町青年団が境内に建立した史跡碑によって伝えられている。
護国寺が開創された精神的背景には、日蓮大聖人の竜ノ口法難がある。文永8年(1271年)9月12日、幕府に捕らわれた日蓮は竜ノ口(現藤沢市片瀬)で斬首に処されようとしたが…