御霊神社は、平安時代後期に鎌倉権五郎景正(かまくらごんごろうかげまさ)を祀る霊社として創建されたと伝わる。景正は1083年から始まった後三年合戦において、敵の矢が右眼に刺さりながらも戦い続けたと伝えられる坂東武者で、その武勇は広く称えられた。鎌倉の坂ノ下の地に居を構えた景正を地域の守護神として祀ったことが当社の起源とされる。中世以降、鎌倉幕府の所在地として武家社会の中心となった鎌倉において、地域の鎮守として信仰を集めてきた。近世には福禄寿を合祀し、鎌倉江の島七福神の一社としての性格も加わった。境内の梶の木は神木として大切にされており、毎年9月に斎行される例大祭では、中世以来の伝統を持つとされる…