神奈川県横浜市戸塚区戸塚町に鎮座する神社で、東海道戸塚宿のもう一つの本陣「澤邉(さわべ)本陣」の邸内社(屋敷神)として祀られた出羽三山・羽黒山の権現を起源とする。弘治2年(1556年)、戸塚を宿場町にするために尽力した初代・澤邉河内守信友が、出羽国羽黒山から羽黒大権現を勧請したのが始まり。澤邉家は家康による慶長9年(1604年)の東海道五十三次成立時に戸塚を正式宿場とすべく交渉し、江戸時代を通じて戸塚宿本陣・問屋・名主の三役を兼任した名家で、その屋敷神である羽黒神社は澤邉家の守護神として篤く信仰された。慶応4年/明治元年(1868年)10月11日、明治天皇が東京へ東幸する途次、澤邉本陣に立ち寄って小休された記録が残り、境内には「明治天皇戸塚行在所跡」の石碑が建つ。明治維新後の宿駅制度廃止で澤邉本陣は解体され、邸内社の羽黒神社のみが地域の氏神として現存。内田本陣跡(戸塚郵便局)から約270m…