飛騨高山の日枝神社は、毎年4月に行われる春の高山祭(山王祭)の主催神社として名高い。主祭神は大山咋命(山王権現)で、飛騨地方の農業・産業の守護神として古来より崇敬される。春の高山祭は国の重要無形民俗文化財に指定され、ユネスコ無形文化遺産にも登録された。絢爛豪華な山車(屋台)11台が高山の町を練り歩き、からくり奉納が行われる様子は見る者を圧倒する。境内に立つ推定樹齢1000年の大杉は岐阜県天然記念物で、境内全体が清澄な杉林に包まれた神聖な雰囲気を醸し出す。高山市街地南部の小高い丘の上に鎮座し、古い白川町の歴史的な街並みと調和した風景を形成する。