桜山八幡宮の創建は応神天皇の御代(4世紀末〜5世紀初頭)にさかのぼると伝わり、飛騨国における最も古い社の一つとされる。中世には飛騨を治めた国司や地頭からの崇敬を受け、地域の総鎮守として信仰を集めた。近世に入ると、江戸幕府の直轄領(天領)となった高山において、城下町の守護神として一層の重みを持つようになった。当社が司る秋の高山祭(八幡祭)は毎年10月に斎行され、豪華な山車「屋台」を連ねた巡行は江戸時代中期頃に現在の形へと整ったと伝わる。明治時代には近代社格制度のもとで郷社に列せられた。昭和期には高山祭の屋台行事が国の重要有形・無形民俗文化財に指定され、2016年(平成28年)にはユネスコ無形文化…