東高津宮は大阪市天王寺区東高津町に鎮座する神社である。当地は古くから摂津国の要地であり、東高津の地名は高津宮(仁徳天皇を祭神とする古社)と関連して名付けられたと伝わる。仁徳天皇は難波高津宮を都として民の窮状を憂い、三年間課税を免じたという仁政の故事が日本書紀に記され、その遺徳を慕う信仰が大阪の地に根付いた。東高津宮はその流れを汲む地域の鎮守として成立したと考えられ、天王寺区の氏子コミュニティの核として機能してきた。明治維新後の神社整理令を経て現在の社格に落ち着き、年間祭礼を通じて氏子地域の結束を保ちながら今日に至る。