廣田神社(ひろたじんじゃ)は兵庫県西宮市大社町に鎮座する摂津国一宮で、天照大御神の荒魂を主祭神とする古社である。社伝によれば神功皇后の三韓征伐の帰途、神託によって天照大神の荒魂をこの地に祀ったのが始まりとされ、『日本書紀』にも記される由緒正しき古社。延喜式神名帳では名神大社に列し、後の摂津国一宮となった。神仏霊場巡拝の道第65番。境内には数千本のコバノミツバツツジが群生し、4月には西宮を代表する花の名所として参拝者で賑わう。プロ野球阪神タイガースが毎年必勝祈願に訪れる神社としても知られ、「タイガース必勝祈願の社」として全国の阪神ファンの聖地となっている。広田の神域は古代には西宮神社・南宮神社・尼崎の住吉神社など多くの摂末社を従えた巨大な信仰圏を形成していた。
廣田神社の創建は『日本書紀』によれば神功皇后摂政元年(西暦201年頃)にさかのぼる。皇后は三韓征伐の帰途、神託によって天照大神の荒魂を「廣田国」に祀ることを示され、武庫郡広田の地に社を建立したのが始まりとされる。古代より摂津国を代表する古社として崇敬を集め、平安時代の『延喜式』神名帳では名神大社・月次相嘗新嘗の幣帛に預かる別格の社として記載された。後に摂津国一宮の地位を確立し、住吉大社・中山寺・西宮神社などとともに摂津における信仰圏の中核を担った。中世から近世にかけて武家政権の崇敬を受け、源頼朝・北条政子・足利氏・豊臣秀吉・徳川家らから社領寄進や社殿修造の支援が継続された。境内は古来「西宮」と…