創建は仁徳天皇の御代(4世紀頃)に遡ると伝わる。御神体は高さ約10m・周囲約40mに及ぶ花崗岩の巨岩「甑岩(こしきいわ)」であり、古代より磐座として神聖視されてきた。古くは延喜式内社の候補の一つとも考えられており、律令期以前から信仰の場であったとされる。中世には女性の守護神として「女岩」の信仰が定着し、子授け・安産・縁結びの霊験があると広く知られるようになった。近世(江戸時代)には周辺の庶民信仰を集め、地域の産土神としての地位を確立した。明治期の近代社格制度においては村社に列せられたとされる。昭和以降、境内周辺は西宮市の保安林として指定・保護され、花崗岩の巨岩群と原生林が良好な状態で保全されて…