横浜市港北区菊名に位置する日蓮宗の寺院で、山号は長亨山。文永11年(1274年)の日蓮宗草創期に日蓮の弟子・日像(にちぞう)が開基したと伝わる港北区有数の古刹。本尊は十界曼荼羅。境内には鎌倉・南北朝時代の板碑群(横浜市指定有形文化財)が現存し、鎌倉時代以来の法華経信仰の足跡を今に伝える。江戸時代には菊名村の菩提寺として地域住民の信仰を集め、関東日蓮宗の重要拠点の一つとなった。戦災を免れた山門・本堂は江戸後期の建築で、静謐な境内は都市化が進む新横浜・菊名地区において貴重な歴史的景観を形成する。池上本門寺との関わりも深く、毎年10月のお会式には萬灯行列が繰り出される。