横浜市港北区菊名に位置する日蓮宗の寺院で、山号は蓮昌山。鎌倉時代後期〜南北朝時代の創建と伝わる古刹で、日蓮宗池上本門寺の末寺として武蔵国橘樹郡の法華経信仰を支えてきた。本尊は十界曼荼羅で、本堂には歴代住職の位牌と共に江戸期の木造仏像が安置される。境内には元禄〜宝暦年間(1688〜1764年)の石造物が多数残り、特に江戸中期の地蔵菩薩像・庚申塔は地域の民衆信仰を今に伝える。本堂前にそびえる大きな銀杏は古木として親しまれ、秋には境内が黄金色に染まる。菊名駅から東横線沿いに歩いて訪れる参拝者が多く、毎年10月のお会式では池上本門寺への万灯行列の経路となる。