葛飾八幡宮は寛平元年(889年)、宇多天皇の勅命により京都・石清水八幡宮から誉田別命を勧請して創建されたと伝わる。下総国総鎮守として広大な社領を有し、下総国全域の守護神として朝廷・武家双方から崇敬を集めた。治承4年(1180年)には源頼朝が石橋山の敗戦後に安房から兵を集め鎌倉を目指す途上、当社に参詣して平氏討伐の戦勝祈願を行ったと伝えられる。鎌倉時代以降、下総の有力武家・千葉氏をはじめとする関東武士団の篤い崇敬を受け、社殿の修造が繰り返し行われた。境内の千本イチョウは樹齢1,200年とも伝わる巨木で、国の天然記念物に指定されている。戦国期には兵火による被害を受けたとも伝わるが、江戸時代には徳川…