文安元年(1444年)、松平氏4代当主・松平親忠が三河国額田郡伊賀町の地に創建したと伝わる。祭神には応神天皇・仲哀天皇・神功皇后・仁徳天皇を祀り、以来松平家の氏神として代々崇敬された。江戸時代に入ると、松平家の子孫である徳川家康がこの社を徳川家の守護神として特に厚く崇敬し、慶長年間(1596〜1615年)を中心に社殿の大規模な整備が行われたとされる。家康自身も幾度となく参拝したと伝えられ、武運長久・天下泰平を祈った聖地として位置づけられた。現存する本殿・随神門・透塀は桃山様式を色濃く残す豪壮な造りであり、その建築的価値が高く評価され、国の重要文化財に指定されている。明治以降も地域の信仰を集め続…