龍城神社は、愛知県岡崎市の岡崎城跡に鎮座する神社である。岡崎城はもともと15世紀中頃に築かれたとされる城郭で、天文11年(1542年)には後に江戸幕府を開く徳川家康がこの地で誕生したと伝わる。その際、金色の龍が天守に現れたという伝承が残り、岡崎城が「龍城(たつき・りゅうじょう)」と呼ばれる由来となっている。明治維新後の廃城令により岡崎城が城郭としての機能を失うなか、明治6年(1873年)、城跡の地に家康の遺徳を顕彰する目的で龍城神社が創建された。祭神には徳川家康とともに、三河武士の鑑として名高い本多忠勝が合祀されている。明治・大正・昭和と時代を経るなかで岡崎公園が整備され、昭和34年(1959…