岡崎城は永享6年(1434年)、三河の豪族・西郷頼嗣によって龍頭山に築かれたと伝わる。当初は「龍頭山城」とも呼ばれ、松平氏がこの地を支配するにあたり重要な拠点となった。天文11年(1542年)には城内において松平広忠の嫡男・竹千代、のちの徳川家康が誕生し、同城は「神君出生の城」として特別な意義を持つようになった。桶狭間の戦い(1560年)ののち、家康は今川氏から自立し岡崎城を本拠とした。天正18年(1590年)、家康が関東へ移封されると田中吉政が城主となり、城下町の整備や石垣・天守の大規模な改修が行われた。江戸時代には譜代大名が城主として歴代続いたが、明治6年(1873年)の廃城令により天守を…