六所神社の創建年代は明らかでないが、古くから岡崎の地に鎮座し、素盞嗚尊をはじめとする六柱の神を祀る社として地域の崇敬を集めてきたと伝わる。中世には松平氏(後の徳川家)の本拠地・岡崎との関わりが深まったとされる。天文11年(1542年)、徳川家康が岡崎城で誕生した際、当社が産土神として特別な祈願の対象となったと伝わり、これを機に徳川家との結びつきが一層強まったとされる。江戸時代を通じて徳川将軍家および尾張・三河の諸大名からの崇敬が続き、社殿の修復・整備が重ねられたと伝わる。明治維新後は近代社格制度のもとに組み込まれ、地域の氏神社として信仰が継承された。現代においても岡崎城・大樹寺を結ぶ家康ゆかり…