今城塚古墳は大阪府高槻市に所在し、継体天皇の真の陵墓として多くの研究者が支持する前方後円墳で、全長は約190メートルに達する。6世紀前半(531年頃)に築造されたとされ、宮内庁が別途「太田茶臼山古墳」を継体天皇陵として管理しているが、今城塚古墳の方が時代的に継体天皇の崩御年に符合するとされる。国の史跡に指定されており、2009年に今城塚古代歴史館と一体的な「今城塚古代歴史公園」として整備・公開された。発掘調査では日本最大規模の埴輪祭祀場跡が発見され、家・人物・動物・器財など多種多様な埴輪が出土し話題を呼んだ。公園内には出土埴輪の原寸大レプリカが野外展示されており、古墳時代の祭礼の様子を直感的に感じることができる。継体天皇は越前(現在の福井県)から擁立された新王朝の始祖ともされ、その古墳が大阪・高槻の地に築かれたことは古代政治史の興味深い側面を示している。