稲荷神社は大阪府豊中市本町に鎮座する神社で、倉稲魂命(稲荷大神)を主祭神として祀る。稲荷信仰の総本社は京都市伏見区の伏見稲荷大社で、和銅4年(711年)に秦伊呂具が稲荷山に稲荷神を祀ったことを起源とする。稲荷神は古来より五穀豊穣・農業の神として崇敬され、中世以降は商売繁盛・産業守護の神としても広く信仰されるようになった。全国に約3万社とも称される稲荷神社のうち、本社は各地域の氏神・鎮守として神社本庁に所属し地域の祭祀を担っている。豊中市本町地区は近世に摂津国の商業・農業地帯として発展した地域であり、稲荷神社は商工業者・農民の双方から産業守護・五穀豊穣を願う信仰を集めてきた。狐は稲荷神の使いとし…