出雲大社東京分祠は、明治11年(1878年)に出雲大社第80代国造・千家尊福によって設立された。明治政府による神道政策が進む中、出雲大社の教えと大国主大神の御神徳を東京において広めることを目的として創建されたとされる。千家尊福は出雲大社教の初代管長としても知られ、神道の普及に尽力した人物である。創建当初から縁結びの神として広く信仰を集め、都市部における出雲信仰の拠点となった。その後、関東大震災(1923年)や第二次世界大戦の戦禍を経ながらも法灯を守り続け、現在地である港区六本木に鎮座する。戦後の復興を経て施設が整備され、出雲大社と同じ二拝四拍手一拝の参拝作法や、本社と同一デザインの御朱印・御守…