京都市中京区四坊大宮町に位置する浄土宗の寺院。山号は延命山(えんめいざん)、堂号は地蔵院。阿弥陀如来と延命地蔵大菩薩を本尊に祀り、洛陽四十八願地蔵尊第六番札所および洛陽三十三所観音霊場第三番札所として知られる。「四十八願」の名称は阿弥陀如来が衆生済度のために立てた四十八の誓願(本願)に由来し、洛中の四十八ヶ所の地蔵尊を巡礼することで苦悩を和らげるとする信仰圏を成す。同じ四坊大宮町に西山浄土宗の誓弘寺・浄土宗の欣浄寺が隣接しており、大宮通沿いに浄土系信仰が集積したこの一帯で二つの巡礼コースが交わる信仰的要衝の役割を担い続けている。