常在寺は文安7年(1450年)頃に創建されたと伝わる日蓮宗の寺院である。創建の経緯については詳らかでない部分も多いが、早い時期から美濃の有力者との結びつきを持っていたとされる。戦国時代、美濃国の実権を握った斎藤道三がこの寺に深く帰依し、手厚く保護したことで寺運は大いに隆盛した。道三の庇護のもと伽藍が整備され、寺は美濃における日蓮宗信仰の拠点として重要な地位を占めるようになった。道三没後も子・義龍がその遺志を継ぐ形で寺との関係が続いたとされる。この時代に描かれた道三と義龍の肖像画は、後世に美濃戦国史を伝える第一級の史料として国の重要文化財に指定されている。近世以降も寺は法灯を守り続け、境内には道…