崇福寺は文明8年(1468年)、美濃国守護・土岐成頼によって創建された臨済宗妙心寺派の寺院である。金華山の麓、長良川に近い地に伽藍が営まれ、創建当初から美濃における有力な禅刹として知られていたとされる。戦国時代、美濃を掌握した織田信長は当寺に深く帰依し、寺領の保全を認める朱印状を発給した。この「織田信長朱印状」は現在も重要文化財として伝わり、信長の岐阜時代を示す第一級の一次史料となっている。また信長が寄進したと伝わる梵鐘も重要文化財に指定されている。天正10年(1582年)の本能寺の変後、信長の遺品の一部が当寺に伝えられたとされ、戦国史研究上も重要な位置を占める。近世以降は岐阜の地域信仰の拠点…