琴弾公園は、香川県観音寺市の琴弾山一帯に広がる公園で、瀬戸内海に面した景勝地として知られる。公園の名称のもととなる琴弾山には、奈良時代の大宝3年(703年)、日証上人が琴を奉納して観音像を祀ったことが起源と伝わり、これが四国霊場第69番札所・観音寺の創建につながったとされる。第68番札所・神恵院も同じ境内に位置し、両札所が一か所に存在する全国的にも珍しい霊場として知られる。公園内の有明浜に描かれた「銭形砂絵」は、寛永通宝を模した砂絵で、寛永10年(1633年)に藩主・生駒高俊の来訪を歓迎するため一夜にして築かれたと伝わる。江戸時代以降、琴弾山周辺は修験の地・景勝地として親しまれてきた。明治期以…