東京都足立区東和に鎮座する神社。「かばらじんじゃ」とも「かんばらじんじゃ」とも読む。主祭神は宇迦之御魂命で、旧蒲原村の鎮守として崇敬されてきた。もともと隣接する円性寺の境内に祀られていた稲荷社を起源とし、幕末の万延元年(1860年)に氏子の手で境内を分離して独立の神社として現在地に移築された。大正12年(1923年)の関東大震災では社殿が被害を受け、幾度かの修繕を経てきた。境内末社に瘡守稲荷(かさもりいなり・皮膚病平癒)と水神宮(水の守護)があり、低地で水害と疫病に悩まされてきた蒲原村の風土を物語る。毎年10月第1日曜日の例大祭(本祭りは3年に一度)では、足立区無形民俗文化財に指定された「蒲原囃子(かばらばやし)」が奉納される。地域に深く根ざす氏神として今も現役の神社で、綾瀬駅から徒歩圏の北東に位置する。