東京都墨田区両国4丁目の両国公園内に立つ、幕末維新期の三舟の一人・勝海舟(1823-1899)の生誕を記念する石碑。文政6年(1823年)1月30日、旗本・勝小吉の長男として江戸本所亀沢町の大谷家屋敷(海舟の父・勝小吉の実家)で生まれ、7歳までこの地で育った。生誕地は現在の両国公園の一角にあたり、平成27年(2015年)、墨田区が両国公園を「歴史文化公園」として整備した際に勝海舟生誕の地として史跡化された。碑文は海舟の盟友・西郷隆盛の孫・西郷吉之助(参議院議員・戦後政治家)が揮毫したもので、江戸無血開城で敵同士だった海舟と隆盛の孫同士が史跡碑で結ばれる歴史の縁を象徴する。勝海舟は咸臨丸渡米(1860年)、幕府海軍奉行並、鳥羽伏見後の徳川家総指揮官として西郷隆盛と江戸城無血開城交渉(慶応4年・1868年3月14日)を成功させ、明治以降は参議・海軍卿・枢密顧問官を歴任、洗足池畔で77歳で没した…