安永3年(1774年)、摂津国能勢(現・大阪府能勢町)の妙見山から勧請して開創された日蓮宗の寺院。妙見菩薩(北辰妙見大菩薩)を祀り、開運・学業成就・除災招福の御利益で知られる。幕末の英雄・勝海舟とその父・勝小吉の深い信仰で特に有名で、小吉は妙見菩薩への祈願で麟太郎(海舟の幼名)を授かったと伝えられる。海舟自身も生涯を通じて妙見菩薩を信仰し、咸臨丸での太平洋横断や江戸無血開城など人生の重要な局面で妙見菩薩に祈願した。関東大震災(1923年)と東京大空襲(1945年)の二度の大災害で周辺が壊滅する中、妙見尊像は奇跡的に焼失を免れ、「火伏せの妙見さま」として畏敬を集めた。現在の本堂は戦後再建されたもので、毎月1日と15日の縁日には参拝者で賑わう。都営大江戸線・東京メトロ本所吾妻橋駅から徒歩10分。