船橋市西船5丁目に鎮座する下総国葛飾郡の古社。もとは名泉「葛羅の井」の西側にあり、「元惣社明神」「一郡総社葛飾大明神」と称された。寛延2年(1749年)成立の『葛飾記』に「葛飾大明神」として記載され、江戸期には下総の文人にも親しまれた。一帯は万葉集に詠まれた「勝間田の池」に比定された景勝地で、社頭に立つと万葉以来の水脈の記憶が甦る。大正3年(1914年)に隣接の熊野権現社との合祀が決定、大正5年(1916年)に現社地へ遷座して村社「葛飾神社」と改称。祭神は瓊々杵尊・彦火々出見尊・熊野大神。境内の御神木の黒松は樹高13m・幹回り3.42m・枝張り16.5mで船橋市内最大を誇り、船橋市指定の保存樹。JR西船橋駅から北西へ徒歩約10分。