正式には昇天山金龍禅院。永徳年間(1381〜1384年)以前の創建で、開山の方崖元圭は鎌倉建長寺第47世住持を務めた高僧。山号「昇天山」は硯の中から龍が昇天したという伝説に由来。本尊は宝冠釈迦如来。境内奥の丘の上にはかつて「九覧亭」と呼ばれた展望台があり、金沢八景に富士山を加えた九つの景色が一望できたことからこの名が付いた。江戸後期には能見堂に代わる金沢八景の名所として多くの文人墨客が訪れた。歌川広重が天保7年(1836年)頃に描いた「武州金沢八景」の連作浮世絵は、この地の風景を世に広めた名作として知られる。方崖元圭の木造坐像は神奈川県指定重要文化財。