慶長11年(1606年)、豊臣秀吉の正室・北政所ねねが秀吉の菩提を弔うために創建した臨済宗建仁寺派の寺院。徳川家康をはじめとする豊臣恩顧の大名や朝廷の支援を受け、伽藍が整備された。庭園は桃山時代の代表的作庭家・小堀遠州の作と伝わり、偃月池と臥龍池の二つの池を中心とした池泉回遊式の桃山様式庭園として国の史跡・名勝に指定されている。開山堂と霊屋を結ぶ臥龍廊は龍が横たわる姿を模した意匠で知られる。ねねは元和元年(1615年)にこの地で没し、霊屋に秀吉とともに祀られた。霊屋に施された桃山時代の華麗な蒔絵は「高台寺蒔絵」として名高い。江戸時代には火災などにより多くの建物が失われたが、開山堂・霊屋・茶室な…