山梨市に鎮座し、本殿・幣殿・拝殿など9棟の建造物が国の重要文化財に指定されている甲斐国有数の古社。鎌倉時代から室町時代にかけての建築様式を今に伝え、応神天皇(八幡大神)を主祭神として武家の崇敬を集めてきた。境内には推定樹齢1,000年以上の巨大な杉の御神木が立ち、長い歴史と信仰の深さを象徴している。国の重要文化財を有する山梨市を代表する歴史文化遺産として、地域に根ざした信仰の場となっている。武田信玄をはじめとする甲斐武将も崇敬したと伝わり、甲斐源氏ゆかりの八幡信仰が息づく神社として県内外の参拝者が訪れる。
延喜年間(900年頃)に甲斐国の地に創建されたと伝わる古社で、応神天皇(八幡大神)を主祭神として祀る。平安時代末期から鎌倉時代にかけて、甲斐源氏の台頭とともに武家の守護神として八幡信仰が盛んとなり、当社もその中心的な存在として崇敬を集めたとされる。鎌倉・室町時代には社殿の整備が進み、本殿・幣殿・拝殿をはじめとする建造物が造営された。戦国時代には甲斐の武将、とりわけ武田信玄をはじめとする武田氏一族もこの社を篤く崇敬したと伝わる。江戸時代には地域の鎮守として信仰が継続し、社殿群は大切に維持・保護された。明治時代の近代社格制度のもとで社格が定められた後も、地域信仰の拠点として栄え続けた。昭和・平成期…