佐竹氏の居城で、石垣をほとんど使わず土塁を主体とした珍しい城郭。1604年に佐竹義宣が築城し、出羽国秋田藩20万石の政庁として幕末まで機能した。天守は建てられず、本丸の御隅櫓と表門が象徴的な建物であった。石垣を用いなかったのは幕府への遠慮とも、佐竹氏の築城伝統ともいわれる。現在は千秋公園として整備され、秋田市民の憩いの場となっている。御隅櫓は1989年に復元され、内部は佐竹氏の歴史を紹介する資料館となっている。桜とツツジの名所であり、春には美しい花々が土塁と水堀を彩る。秋田の歴史と文化を象徴する城跡である。