大阪市東淀川区柴島に所在する浄土真宗本願寺派の寺院。山号は指月山、本尊は阿弥陀如来。弘安年間(1278-1288年)、僧・空専(くうせん)によって開創された700年以上の歴史を持つ古刹。創建当初は天台宗に属したが、後に仏光寺派へ転じ、9世・法実(ほうじつ)の時代、本願寺8世・蓮如上人の教化を受けて本願寺派へと再び改派した。境内には蓮如が寛正4年(1463年)に法実を願主として作成したことを示す裏書を伴う絹本著色日本血脈相承真影(けんぽんちゃくしょくにほんけちみゃくそうじょうしんえい)が伝来し、平成12年度(2000年)に大阪市指定文化財に指定された。この裏書は、仏光寺門徒の本願寺教団への転派過程を示すとともに、蓮如の大坂布教と「中嶋衆」(中島地区の真宗門徒集団)形成を考える上で重要な史料として学術的価値が高い。柴島の下町的な町並みに静かに佇む、浄土真宗の大坂地域布教史を物語る古刹。