大阪市東淀川区柴島に鎮座する旧村社で、「くにじまじんじゃ」と読む。社伝によれば、貞永元年(1232年)9月の淀川大洪水の際、「仲哀天皇の森」と呼ばれた高地に避難していた村人のもとへ、柴に乗った小祠(ほこら)が流れ着き、まもなく水が引いて人々が救われたことから、以後この祠を産土神として祀ったのが起源と伝わる。「柴島」の地名もこの「柴に流れ着いた祠」の故事に由来するとされる。主祭神は八幡大神・天照皇大神・春日大神の三柱。明治34年(1901年)4月の淀川大改修工事により、近隣の仲哀天皇社とともに現在地に遷座した。大阪府指定有形文化財の「刀(附:梨子地衛府太刀拵)」を所蔵し、中世武家の太刀の優品として知られる。境内の狛犬は戦国時代の落武者を模したような珍しい造形で知られ、「禿頭の落ち武者狛犬」として愛好家に親しまれている。阪急・大阪メトロ柴島駅から徒歩5分。