中山神社は延暦13年(794年)に桓武天皇の勅命によって平安京内に創建されたと伝わる古社。素戔嗚尊を主神とし、朝夕に内裏の門を守護するとされる「門守り神」・櫛石窓神と豊石窓神の二神を合わせ祀る。平安時代には嵯峨天皇(786〜842年)の冷泉院(内裏の東南に設けられた離宮・院御所)の鎮守として厚く崇敬された。「岩上(いそがみ)宮」「石神社(いそがみしゃ)」の別称は、磐座(いわくら)・石神信仰に由来するとも言われる。
中世には鎌倉時代の公卿・内大臣中山忠親(1132〜1195年)の邸「中山殿」がこの地にあり、社名「中山」の由来となった。中山忠親は保元・平治の乱を生き延びた公卿で、日記『山槐記』を…