日蓮宗は13世紀に日蓮が開いた仏教宗派で、「南無妙法蓮華経」の唱題を修行の中心とし、末法の世における法華経の普及を使命とした。日蓮宗山谷会堂は日蓮宗の特定の会堂・教会施設の流れを引く布教拠点で、寺院建立が難しい都市環境でも信仰共同体を維持するために設けられた形態である。代々木は明治神宮造営後に急速に都市化した地区で、全国から上京してきた人々が多く居住するようになり、様々な宗派の信仰施設が生まれた。日蓮宗山谷会堂教会はこうした都市の宗教需要に応える形で代々木に設立され、信者の唱題・法要・布教活動の拠点として機能してきた。現在も代々木において日蓮宗の題目信仰を守る道場として存続している。