新田神社が鎮座する金山(標高239m)は、15世紀初頭に新田氏の支流・岩松氏によって金山城が築かれたとされる中世山城の地である。城は戦国期を通じて上杉氏・北条氏らの争奪の舞台となり、天正18年(1590年)の豊臣秀吉による小田原攻めののち廃城となったと伝わる。近世には城跡として荒廃したまま時を経たが、明治維新後の神仏分離・廃仏毀釈の気運と、明治政府による勤王の志士・忠臣の顕彰運動を背景に、明治2年(1869年)に地元有志らによって鎌倉幕府を倒した武将・新田義貞を祀る社が創建されたとされる。明治8年(1875年)に社号が正式に整えられ、県社に列格された。廃城後も良好に保存されてきた石垣群は近年の…