乃木希典(1849-1912)は長府藩士の家に生まれ、10歳から16歳までを長府で過ごした。西南戦争・日清戦争を経て日露戦争では第三軍司令官として旅順攻略を指揮し、明治天皇の信任篤い軍人として知られた。明治45年(1912年)9月、明治天皇の大喪の日に妻静子とともに殉死した。大正3年(1914年)に長府で乃木を顕彰する乃木会が結成されて旧邸が保存され、乃木記念館が設けられた。大正9年(1920年)、記念館に隣接して乃木神社が創建され、文武の神として祀られた。境内には少年期の旧邸が復元され、乃木夫妻の銅像や遺品を納める宝物館がある。