如来寺の正式名称は「放光山善光院如来寺(ほうこうさんぜんこういんにょらいじ)」。浄土宗知恩院派の末刹として、約350年前(江戸時代初期)に知恩院近辺で創建されたと伝わり、その後現在の中京区因幡町に移転した。
本尊の阿弥陀如来は「善光寺式阿弥陀如来」と呼ばれる形式で、中央に阿弥陀如来、向かって右に観音菩薩、左に勢至菩薩を配する三尊形式(善光寺の本尊に倣う)。脇仏には浄土宗中国祖・善導大師と日本浄土宗開祖・法然上人を安置しており、浄土宗信仰の系譜を視覚的に表現している。
蛸薬師通と大宮通が交差する界隈には満福寺(六角通大宮西入)など浄土系の寺院が点在しており、如来寺もその一角として念仏信仰の場…