大阪市天王寺区夕陽丘町に鎮座する古社で、聖徳太子が四天王寺を建立した際にその鎮守として創建した「四天王寺七宮」の一つと伝わる。祭神は豊受大神・素盞嗚尊・欽明天皇・大己貴命・少彦名命の五柱。境内の「狛虎(こまとら)」は全国的にも珍しい虎の姿の守護神像で、向かって右の阿形は江戸時代から伝わる300年以上の歴史を持つ古像。長らく吽形を欠いていたが、2003年(平成15年)の阪神タイガース18年ぶりのリーグ優勝を機に奉納され一対が揃った。以来、阪神ファンが優勝祈願に訪れる「タイガース神社」としても全国に知られる。昭和20年(1945年)の大阪大空襲で社殿は絵馬堂と宝庫を残して焼失し、昭和38年(1963年)に再建された。夕陽丘の坂道「愛染坂」の上に位置し、天王寺七坂散策の要所。