両足院は室町時代に創建された建仁寺の塔頭寺院。建仁寺第35世住持・龍山徳見(りゅうざんとくけん、?〜1358年)が開創したとされ、龍山の法号「両足院」が寺号となった。「両足」とは仏の徳を表す「足る」を意味し、仏・法の両道に通じた禅の境地を示す。
建仁寺は栄西禅師(1141〜1215年)が文治4年(1188年)に日本で最初の本格的な禅寺として開創した寺院で、祇園・東山の禅文化の中心的存在。両足院はその境内に位置する塔頭として、禅の道場機能を果たしてきた。
本堂に安置される木造毘沙門天立像・吉祥天立像・善膩師童子立像(三尊)は13〜14世紀の作とされ、国の重要文化財に指定されている。毘沙門天信…