建仁寺は建仁2年(1202年)、鎌倉幕府2代将軍・源頼家を開基とし、宋から禅を伝えた栄西を開山として創建された京都最古の禅寺である。臨済宗建仁寺派の大本山として、博多聖福寺に次ぐ日本初期の禅寺のひとつに数えられる。創建当初は天台・真言・禅の三宗兼学の寺院であったとされるが、のちに純粋な禅寺として整備された。中世には度重なる火災により堂宇が焼失し、室町時代を通じて復興と衰退を繰り返した。現存する法堂は正保2年(1645年)に再建されたものとされ、江戸時代初期の建築様式を伝える貴重な遺構である。明治期の廃仏毀釈の影響を受けながらも寺観は維持され、近代以降も禅文化の発信地として存続してきた。2002…