霊山観音は、昭和30年(1955年)に実業家・松風嘉定の発願によって建立された白衣観音像である。第二次世界大戦(1939〜1945年)における戦没者および全ての戦争犠牲者の霊を慰め、恒久平和を祈念することを創建の主旨とする。像の高さは24メートルに及び、コンクリート造としては当時有数の規模を誇った。建立地には、幕末から明治維新期にかけて活躍した志士たちが眠る霊山護国神社が隣接しており、古くから鎮魂の地としての性格を持つ東山の一角に位置する。像の内部には仏舎利が安置され、参拝者が胎内を巡りながら十二神将像を拝観できる「胎内巡り」の仕組みが設けられた。その後、境内には平和の鐘や願いの玉など、参拝者…