創建年代は不詳であるが、古代より肥前国一宮として朝廷および武家の崇敬を集めた格式ある古社と伝わる。玄界灘に浮かぶ加部島に鎮座し、宗像三女神の一柱である田心姫命を主祭神として祀る。島全体が神域とされ、古代から朝鮮半島・中国大陸との交易に従事した海人族が海上の守護を祈願した社として知られる。平安時代には延喜式神名帳に記載されたとされ、肥前国における神社の格式を示す。中世には肥前の有力豪族から社領の寄進を受けたと伝わり、武家の崇敬も篤かった。近世には1592年(文禄元年)、豊臣秀吉による朝鮮出兵(文禄の役)に際して武運長久の祈願が当社にて行われた記録が残る。江戸時代には唐津藩主の崇敬を受けたとされる…