長国寺は、1622年(元和8年)に真田信之(信幸)が父・真田昌幸の七回忌にあたり、その菩提を弔うために上田に創建した曹洞宗の寺院である。信之は関ヶ原合戦後も上田藩主として存続し、父昌幸および弟・幸村(信繁)の霊位をこの地に祀ったとされる。以来、長国寺は真田家の菩提寺として歴代藩主の庇護を受けながら発展した。江戸時代を通じて真田氏の廟所として機能し、境内には真田家歴代の位牌や遺品が守り伝えられてきた。明治維新後は藩政の後ろ盾を失ったものの、寺院としての法灯は絶えることなく現代に至る。近年は2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」の放映を契機として全国的な注目を集め、多くの真田氏ゆかりの参拝者が訪れ…